はっきり言ってしまうと、私は野菜が苦手です。
特に生野菜はあの瑞々しさが苦手(農家の方ごめんなさい)で自らすすんで食べることは殆どありません。
よく友人にもドン引きされるのですが、どうしても苦手です。
火が入ればある程度は食べられますが、火が入ると栄養素が完全に取れないものもあったりしますよね。
そういう野菜嫌いな人の救世主は野菜ジュースです。
苦手な味のものもあるのですが、あれを飲むだけで野菜の栄養取れるので願ったり叶ったりです。
実際野菜の高騰や忙しくて自炊できない人にとっても野菜ジュースは栄養バランスを取るのに使ってるんじゃないでしょうか。
野菜の成分が入ってるんですから肝臓にも良いはず、と思いきや、そう一筋縄ではいかないようです。
野菜ジュースは肝臓に良いのでしょうか?悪いのでしょうか?
野菜ジュースの中身
一口に野菜ジュースと言っても種類はたくさんあります。
コンビニやスーパーで見ればわかりますが、各社何種類も出していて、どれがいいのか、どれに何が入っているのか、全部を見ていくのは大変ですよね。
それぞれ謳い文句も同じようで若干違いますし。何を選べば良いのか悩みどころです。
さて、野菜ジュースは、大きく分けて2種類あります。
1つは本当に野菜だけのジュースともう1つは果物の入ったジュースです。
何の野菜や果物が入っているのかはパッケージに記載してありますので見てみてください。多分多くは果物が入っていると思います。実はこの果物が肝臓にはちょっとやっかいなんです。
果物だって体にいいじゃない!と言われれば、それは全て間違っているわけではないのですが、果物には糖分が含まれます。
野菜ジュースは体にいいからと、果物の入ったものをガブガブ飲んでしまうと糖質の摂りすぎて、かえって肝臓に負担をかけてしまうんです。
飲みやすい甘い野菜ジュースは100%糖分が入っています。それで味を調節してるんですもん。
なので、が野菜ジュースを選ぶ時は、果物が入っているか入っていないのか、糖質がどの程度含まれているのかを必ずチェックする必要あります。
1日分の野菜のウソホント
では、そのなかで野菜だけ使ってる、糖質も少ない野菜ジュースに出会えたとしましょう。そして、1日分の野菜が入っていますと書いてあったとしましょう。これで野菜バッチリ体にOK、とはいかないんです。これまた厳しい現実。
実は、この1日分の野菜っていうのは、厚生労働省が1日に摂取すると良いとしている野菜の量350gというのが元になっています。
つまり350gの野菜が詰まっているんです。
ところが、野菜を野菜ジュースにするときには色々な工程が当然あります。
濃縮還元だったり、加熱殺菌だったり、と色々な工程を通る中で、残念ながら栄養素は失われていきます。
つまり、野菜ジュースの350gはあくまで量であり、質ではないんです。
本当に摂らなくてはいけないのは、350g分の質なのです。もちろん、それを見越して作られている部分もあるでしょうが、残念ながら栄養素のまま丸ごと、というわけにはいかないのです。
では、野菜ジュースは飲まないほうがいいのでしょうか。
体のための野菜ジュース
諦めるのは早いです。
実は、リコピンやβカロテンは、加工されたほうが吸収率が上がるんです。
そして、カルシウムやカリウムは加熱などの加工でも減少しないことがわかっています。
これらからわかることは、トマト・人参を使った野菜ジュースは効果が他のものと比べればあるということなんです。
リコピンもβカロテンも肝臓を助けてくれる成分です。
つまり、選ぶべきはこの2つが使われていて、しかも砂糖や塩を使って味の調節のされていないものです。
そんなのあるのかなと思ってる方、あります。
お店にはなかなかないかもしれませんが、通販で商品がありますので、ちょっと見てみてください。
後は、最終手段、自分で作るです。
自分で新鮮な野菜を買ってきて、ジューサーでガーッと混ぜて自分の手で野菜ジュースを作ることです。
そうすれば、余計な工程はないので野菜の栄養素をそのまま取ることが出来ます。
レシピ本やネットにも作り方は載っています。その中で自分にあったものを作れば万事解決です。
ただ、野菜がそこそこ良いお値段してしまうので、その辺はお財布と相談しながらでお願いします。
まとめ
野菜ジュース、盲信して飲んでちゃいけないんですね。
私思いっきり果物入ってるもの飲んでました。飲みやすいから。
トマトだけのジュースはトマトの味が苦手で避けてきました。でも、人参が入るとまろやかになるらしいので、ちょっと挑戦してみたいと思います。
肝臓は、体の重要な臓器なのに悪くなってきてもなかなか症状が出ません。気がついたときには手遅れになっちゃうこともあります。そうならないためにも日々の積み重ねが大切です。
もし今野菜ジュースを毎日飲んでいるという人が居たら、その中身を改めて、更に体にいい野菜ジュースを飲む生活にしてみませんか。