肝機能に問題が生じた人はきっと救世主を求めていると思います。
肝臓をどうにか良くしてくれる救世主を。
探せば色々な肝臓に良いというサプリが出てきます。
けれど、世の中にはうちの母みたいに「サプリって飲むの忘れちゃうのよねー」「錠剤飲むの苦手なのよ」なんて方も多くいらっしゃると思います。
私みたいに元々処方薬を毎日飲む人には「健康のために買ったものを忘れるなんて!」と思ってしまうのですが、実際母を見てると数日に1回思い出したように飲んでいたので、なかなか習慣化するのは難しいんだろうなぁと思いました。
では、忘れずに毎日肝臓を労るものを摂取する方法はないのでしょうか?
そんな方にオススメしたいのが豆乳です。
豆乳は肝臓をどのように守ってくれるのでしょうか?
なぜ肝機能が悪くなるのか
まず、根本的なところを見ていきましょう。
何が問題で肝臓は機能が低下してしまうのでしょうか。
それを知るには肝臓の働きを知る必要があります。
肝臓の働きの1つは解毒です。
体内に入ってきた毒素を分解して無害化してくれます。
よく言われるのはアルコールですよね。
アルコールは有害物質に分類されます。
つまり、酒飲みが肝臓を悪くしてしまうのは、有害物質を毎日大量に肝臓に送り込むことによって肝臓がオーバーワークになってしまい、それによって肝臓を傷つけることとなり肝機能が低下するのです。
他にも、意外かもしれませんが薬も解毒の対象になっているのです。
よく長期で薬を服用している人が血液検査などを定期的にしなくてはいけないのはこのためです。
薬は使い方を間違えれば毒になる、とはよく言いますが、肝臓にとっては毒としてカウントされるんです。健康のために薬を飲んでるのに、と思われるかもしれませんが、そこは肝臓の機能上のことなので諦めてください。
また、肝臓の機能の中に代謝があるのですが、これは食べ物から摂取したタンパク質や糖質などを体内で使える形に変換して蓄えて、必要に応じて排出します。この蓄えるというのが曲者で、余分な脂肪も全部蓄えてしまうので、それが原因で脂肪肝になって肝機能が低下してしまうのです。
そして、たくさんの働きをする肝臓ですが、働くと活性酸素を発生させてしまい自分自身を傷つけます。つまり、働けば働くほどに肝臓は傷ついていくのです。
このように様々な要因によって肝臓は日々疲れを溜め込んでしまいます。
肝臓は再生機能が強く、ちょっとやそっとのことでは自分で再生して乗り切ってしまうのですが、いよいよそれがダメになるとあっという間に肝臓が悪くなって、自覚症状が出る頃には色々大変な自体になっています。
だから、日常から肝臓を守ることが大切なのです。
肝臓の守り方
では、どうやって肝臓を守ればいいのでしょうか。
お酒を減らしたり、食事に気をつけたり、運動したり、と原因を少しでも取り除くことも大切ですが、せっかくなら直接的に何かしたいですよね。
ここでようやく「豆乳」の登場です。お待たせしました。
豆乳のなにが肝臓に良いのかといいますと、その豊富で良質なタンパク質が肝臓にいいんです。
豆乳の原材料である大豆は畑の肉とも言われるほど良質なタンパク質がぎっしり詰まっています。その大豆を使った豆乳ですから、もちろんタンパク質が豊富です。
タンパク質というのは血液や内臓や筋肉など、体を作るのに欠かせない重要な栄養素です。
タンパク質は体内に入ると、胃腸でアミノ酸になり、肝臓で人間の体を作るタンパク質になります。
内蔵を作ると書きましたが、もちろんそこに肝臓も含まれています。破壊された幹細胞を修復してくれます。
更に、肝臓には500種類もの働きがあるのですが、その働きに必要な2000種類以上の酵素のもとにもなるんです。つまり、細胞を修復するだけでなく、働きそのものも助けてくれます。
つまり豆乳を飲むことで、良質なタンパク質を手軽に摂取することが出来るのです。
ただし、飲むのは無調整の豆乳です。
大豆を絞ったそのままの濃度の高い無調整の豆乳がその力を発揮してくれます。
調整されてしまってるものは、どうしても濃度が下がってしまうますので、効果が低くなってしまいます。
果汁などが入っていると糖分も気になりますしね。
どうしても無調整は辛いという方は、それを料理に使ったりして摂取してみてください。
注意事項
ただし、女性に関してはちょっとだけ注意が必要なんです。
女性ホルモンと似ているとされる大豆イソフラボンを含む豆乳は、エストロゲンという女性ホルモンの働きを弱めてしまいます。
そうすると、肝臓がんになる確率が高くなってしまうのです。まさかの大誤算です。
特に、肝臓がんは肝炎のB型とC型のウイルスから起こる可能性が高いとされているので、B型やC型の肝炎に感染している可能性のある方は、あまり飲むことをおすすめできません。
もし女性の方で肝機能の数値がちょっとイマイチだったから飲もうかなと思ってる方は先に必ず原因を調べてもらってからにしてください。
まとめ
スーパーで200mlの紙パックの豆乳見たら100円もしないで買えました。
まとめて買うと更に割引になってお得でした。
そのまま飲んでもよし、料理に使ってもよし、どうしても豆乳駄目だったらこのさい豆腐でもよし!
豊富で良質なタンパク質があなたの肝臓を守って助けてくれます。
ぜひこの機会に豆乳を飲んでみてはいかがでしょうか