我が家ではごまが常備されています。
何かしら健康にいいだろうという理由で、ほうれん草のおひたしとか、様々かけて使っています。
でも、本当に何かしら健康にいいだろうという曖昧な理由なので、何に効果が出ているのかイマイチ実感もしていません。なんて適当なんだ我が家は。
しかも適当だから毎食毎日使ってるわけでもなく思い出したように使ってます。
それで効果があるかどうかも怪しいところです。
でも、ごまが健康に良いのは本当の話です。
その中でも肝臓に関しての効果をじっくり見ていきたいと思います。
ごまの主成分
ごまはどんな成分が含まれているのでしょうか。
その前に疑問なのはごまの種類。
スーパーでも色々なごまがありますよね。
一般的によく見るのは白ごまですね。
うどん屋さんとかに置いてあるのもほぼほぼ白ごまです。我が家にあるのも白ごまです。
次に聞くのは黒ごまでしょうか。
他にも金ごまや麦ごまなんてのもあります。
白ごまと黒ごまは海外産と国産でも味が違うそうです。そんなに細かいとは思ってませんでした。
では、成分に差はあるのでしょうか?答えは特にありません。
味や香りが違うだけで、成分そのものに大きな違いはないそうです。なので、料理や自分の好みで使い分けると良いと思います。
その成分ですが、ごまの成分は50%が油分、20%がタンパク質、30%がビタミン類・ミネラル・食物繊維となっています。
この中で何が肝臓にいいのでしょうか。
肝臓に効くごまの成分
ごまと聞くと殆どの人がセサミンと答えると思います。
大正解です。
セサミンは肝臓にいいとされる成分です。が、まず先に、他にも肝臓にいいとされる成分があるので、そっちから説明したいと思います。
まずは油分。
50%も占める油分。絞ればごま油が出来るのは皆様よくご存知だと思います。
油って聞くと健康に害がありそうなイメージもありますが、ごま油は違います。
ごま油は油の中でも不飽和脂肪酸という体に良い方の油に分類され、更にオメガ6、リノール酸というものに分類されます。
このリノール酸は悪玉コレステロールを外に出す働きがあります。
肝臓とコレステロールは切っても切れない関係で、悪玉コレステロールが増えると肝臓内の中性脂肪も増えて肝機能が低下してしまいます。
逆に言えば、悪玉コレステロールがなくなれば、中性脂肪の量も減っていきます。
この二つは比例しているんです。なので、ごまの油分は肝臓に間接的に良い成分なのです。
食物繊維も同じです。
不溶性食物繊維が多く含まれていて、これも悪玉コレステロールを外に出す働きがあるので、巡り巡って肝臓に良い成分です。
いよいよ登場セサミン
さて、いよいよセサミンです。
このセサミン、ゴマリグナンという成分の一種だそうです。
ゴマリグナンには他にもセサミノールとかセサモールなどの成分が含まれているのですが、ごまにセサミンが多く含まれていることから、セサミンが有名になったそうです。
ここではセサミンで書きますが、ゴマリグナンの効能でもあるので、その辺心に留め置いてください。
セサミンの一番の効能はその抗酸化力です。
肝臓は体内で多くの機能を担っているためたくさんの酸素を消費します。
そのため活性酸素を大量に排出してしまい、細胞を傷つけてしまいます。
セサミンの抗酸化力はその活性酸素を除去してくれます。
そうして肝臓の細胞が傷つくのを阻止して肝機能を守ってくれるのです。
しかもセサミンのすごいところは、肝臓にきちんと届くということなんです。
活性酸素を叩く成分というのは他にも存在します。いろんな食品の説明に書かれていることもあるでしょう。
けれど、その殆どが、血液中の活性酸素を叩くにとどまっていて、肝臓まで届いて活性酸素を除去するものは少ないんです。
セサミンは確実に肝臓に届いて活性酸素を除去してくれます。だから肝機能が改善されるんです。
注意しなくちゃいけないこと
セサミンは1日10mg必要とされていますが、ごまに換算すると3000粒。大体大さじ1杯くらいです。
そんなに多くないので毎日手軽に取れそう、と思うでしょう。
ただ、ごまには糖質と脂質も含まれているので、人によっては食べ過ぎで吹き出物が出来ちゃったりと別の側面で問題があったりします。
更にそのまま食べても、皮が固くて中の栄養をうまく摂取できないのですりつぶす必要があります。
ちょっと面倒ですね。
なので、セサミンを取りたい場合は、すり潰されたごまを使うか、サプリメントで摂取するのが効果的です。
まとめ
身近にあるごまにこれだけの効果があるなんて驚きです。
なかなかごまだけで食べることはないので、ごまに合う食べ物を考えるのはちょっと大変かもしれません。
けれど、セサミンはサプリメントが豊富に出ているので、自分にあったものを探してみるのもいいかもしれません。
また普段からごまを使ってる方は、もしそのまま使っているのだとしたら、すりごまに変えてみてください。
効果が変わってくると思います。
日々の食事に1杯のごまを加えてみてはいかがでしょうか。