ついついお酒を飲みすぎたり、ストレスが溜まってくると、なんとなくだるくてやる気が出ないってこと、ありませんか?
それ、もしかしたら肝臓が弱っているのかも!!
肝臓は、とても辛抱強くて頑張り屋の臓器なんです。
少々辛くてもご主人様には黙って一生懸命働きます。
だから・・・、急に限界が来てしまうことがあるんですよ。
ご主人様、そんな肝臓をたまには褒めてあげてください。
どんな風に?
もちろん、肝臓にご褒美をあげるんです!
とっておきのご褒美に、サポニンはいかがですか?
サポニンって何?
サポニンとは、ファイトケミカルの一種で、野菜や果物に含まれます。
植物の根や葉、茎などに含まれる有機化合物で、苦みやエグミのもとになる成分です。
ここまでで、いくつかひっかかりました?
「ファイトケミカル」「有機化合物」わかるようでわからない言葉ですね。
「ファイトケミカル」とは、植物に含まれる化学物質で抗酸化力や免疫力アップの手助けをしてくれます。
「有機化合物」とは、炭素原子が中心になって他の原子が結合している化合物をいいます。
ウウッ、これ以上は、化学の時間に教えてもらってください。
とにかくサポニンは、体に悪い作用を起こしやすい活性酸素から守ってくれる力強い味方なんです。
サポニンの効能いろいろ
サポニンには、具体的にどのような効能があるのか、見ていきましょう。
・肥満予防、悪玉コレステロール対策
サポニンは、脂肪やコレステロールを溶かして脂肪がたまるのを防ぐ働きがあります。
悪玉コレステロールが溜まると、血流が悪くなり動脈硬化や心筋梗塞などの病気を起こす原因となります。
・抗アレルギー作用・老化防止・生活習慣病予防
活性酸素は、体の免疫システムを助ける働きがありますが、必要以上に発生すると、自らの体を攻撃してしまいす。
それによって、老化が早まったり、生活習慣病などのリスクが高まります。
サポニンには、抗酸化作用やアレルギー物質の体への侵入を防ぐ働きがあり、余分の活性酸素を除去して酸化を防ぐことにより、そのようなリスクを軽減すると共に、アレルギー症状を和らげる効果もあります。
・免疫力アップ
サポニンには、免疫機能を担う『ナチュラルキラー(NK)細胞』を活性化させる働きがあるので、免疫力が高まり、外部から侵入しようとするウイルスや細菌から身体を守ってくれます。
サポニンを摂り続けることで、風邪やインフルエンザにかかりにくくなり、もしかかった場合も、比較的軽い症状で済むことが期待できます。
肝臓の強い味方 サポニン!
このようにサポニンには、体にとってうれしい効果がたくさんありますが、では今回の目玉、肝臓へは一体どんな効果があるのでしょうか。
定期検診などの血液検査結果で、ALT・AST・γ‐GRPの値が高いと恐怖の、そして面倒な“要検査”の宣告「Σ(゚д゚lll)ガーン!」を受けてしまうかも。
ALT・AST・γ‐GRPは、肝臓の細胞の中にあるたんぱく質を分解する酵素で、肝機能が衰えると、血液中に流れ出してその数値が高くなります。
「慢性肝炎や脂肪肝、アルコール性肝炎などの症状が出てきたぞー!」と、体が報告してくれているようなものです。
肝臓は、健康を維持するために様々の役割をになってくれていますが、活性酸素が過剰に発生したために酸化された脂質やコレステロール(過酸化脂質)の分解も重要な役割です。
サポニンをとると、なぜ肝臓に良いのでしょうか?
サポニンの持つ抗酸化力によって、活性酸素の発生が抑えられます。
↓↓
中性脂肪やコレステロールの酸化を防ぎます。
↓↓
血流が良くなります。
↓↓
肝臓が過酸化脂質の分解をする量が減ります。
↓↓
肝臓の負担が減ります。
↓↓
肝臓本来の力が発揮されます!
肝臓機能の回復や脂肪肝の改善!
これで、肝機能の数値も下がっていきます。
バンザーイ!!
どんな食品にサポニンが入っているの?
サポニンは、ごぼう・大豆・黒豆・高麗人参などに多く含まれていて水と油の両方に溶ける性質を持っています。
この中でも、摂りやすい食品は、大豆ですね。
ほとんどの大豆製品にサポニンが含まれていますが、特に含有率が高いのが、高野豆腐です。
ほかにも、がんもどき・油揚げ・豆乳・湯葉・納豆・おからなどに含まれています。
でも、大豆製品として一番に思い出しそうな豆腐は、サポニンの苦みが合わないという理由で、取り除かれています。
もちろん、豆腐自体は栄養豊富でヘルシーな食品ですから、たくさん召し上がってくださればいいのですが、
サポニンに関しては、豆腐では摂取できないことを覚えておいてくださいね。
また、最近ダイエットやアンチエイジング効果を期待して特に女性が注目している「ごぼう茶」も手軽にサポニンを摂ることができますね。
もっと多くのサポニンを含んでいる食品に高麗人参や田七(でんしち)人参があります。
田七人参とは、高麗人参のように生薬として知られています。
これらは、食品としてではなくサプリメントとして摂ることが一般的ですね。
まとめ
サポニンの効果と特に肝臓を中心にお話をしましたが、肝臓が気になっているおじ様方、これで少しは安心しました?
大豆製品なら摂りやすいですよね。
では、サポニンを摂って
肥満予防
老化防止
生活習慣病予防
免疫力アップ
肝臓機能回復
目指しましょう!
もちろん、お酒を控えることを忘れずに。
休肝日、作りましょうね。