連日うだるような暑さが続いております。
そんな中、日々のお仕事お疲れ様です。
これだけ暑い日が続くと、さすがに気が滅入ってしまいますね(汗)
あなたも、そうなのではないでしょうか?
早く秋にならないかと、切に願う今日この頃です。
暑さ故に、あなたはついつい仕事帰りに一杯となってしまいます。
また、冷房を利かせた部屋で、かき氷やアイスクリームも食べてしまいます。
心なしか、服がきつくなったような気がしていますよね?
しかし、あなたにはもう1つ気になることが・・・
そう、慢性的な「疲労感」です。
食事の量や質はともかく、あなたはきちんと食事を摂っております。
また、特に日中に体を酷使していることは無いはずです。
それなのに、なぜ慢性的な疲労を感じてしまうのでしょうか?
慢性的な疲労感の原因とは?
あなたの生活を振り返ってみて下さい。
アルコールの過剰摂取や食べ過ぎから、肝臓を酷使する状況です。
また、過剰な栄養の摂取で、肝臓へ脂肪が沈着し易い状況です。
これらの状況から、あなたの肝臓は、「肝臓疲労」を引き起こしていると考えられます。
この肝臓疲労が引き起こされることで、脳が肝臓の疲労を察知します。
肝臓の疲労を察知した脳は、肝臓の健康を守るために、肝臓を休息させようとします。
その時に出される信号が、あなたに疲労感を感じさせている原因なんですね。
肝臓疲労の他の影響について
肝臓疲労の影響は、単に肝臓だけに留まりません。
それをこれから説明させて頂きますね。
肝臓には、摂取した栄養素を代謝する機能や、代謝により発生した、アンモニアなどの有害物質を解毒する機能がございます。
肝臓疲労によって、肝機能が低下することで、代謝やアンモニア解毒の機能が弱まってしまいます。
それにより、体内ではエネルギーの不足や、アンモニアが蓄積された状態となってしまいます。
蓄積されたアンモニアは、体全体の細胞の中に含まれるある物質に悪影響を及ぼします。
それは「ミトコンドリア」です。
ミトコンドリアへの影響とは?
ミトコンドリアは、生命活動に必要な「ATP」というエネルギーを産生します。
ATPを産生するために、ミトコンドリアの中にある代謝回路(TCAサイクル)が機能する必要がございます。
しかし、アンモニアはTCAサイクルの機能を阻害し、ATPの産生を妨げてしまいます。
体に必要なATPが産生されず、体全体が疲労を感じてしまうことになります。
また、アンモニアの解毒には、ATPが必要です。
そのために必要なATPが産生されず、アンモニアが体内に留まることでも、体全体が疲労を感じてしまいます。
肝臓疲労がミトコンドリアの働きを阻害してしまい、その結果、体全体の疲労感を引き起こすことになります。
疲労感以外の影響について
肝臓疲労により、ミトコンドリアの働きが阻害されることで、体全体の疲労感を引き起こしていることは、ご理解頂けたかと思います。
ミトコンドリアの働きが阻害されると、実は疲労感以外にも影響が有るんです。
それは「太り易くなること」です。
ミトコンドリアは、エネルギーを産生する機能が有ることを説明させて頂きました。
エネルギーを産生するためには、糖質や脂質を消費する必要がございます。
つまり、ミトコンドリアの機能を活発化させ、特に脂質を消費させれば、体の中でどんどん脂質が燃焼されます。
逆に、ミトコンドリアの機能が阻害され、脂質が燃焼されにくくなると、太り易くなってしまいます。
だから、疲労だけでなく太らないためにも、ミトコンドリアの機能を阻害しないことは重要なんです!
「ミトコンドリアダイエット」という言葉を、耳にしたことは有るでしょうか?
その名の通り、ミトコンドリアの機能を利用したダイエット方法です。
有酸素運動や糖質制限などで、ミトコンドリアの量を増やし活性化させ、代謝を高めるダイエット方法です。
肝臓疲労の回復に努めると共に、ミトコンドリアダイエットにも取り組んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
- 肝臓疲労が慢性的な疲労感の原因である
- 肝臓疲労は、ミトコンドリアの機能を阻害してしまう
- ミトコンドリアの機能が阻害されることで、太り易くなってしまう
いかがでしたか?
肝臓疲労が、体全体のミトコンドリアに悪影響を及ぼしてしまいます。
大事な肝臓を、しっかり労わって下さいね。