食後のお茶と言ったら緑茶ですよね。
日本人には馴染みが深く、誰もが飲んだことのあるお茶だと思います。
健康効果なども度々取り上げられていますし、コンビニでも自販機でもどこでも買えますので、よく飲むという方も多いのではないでしょうか。
我が家も食後は緑茶を入れて飲みます。日本人って感じしますよね。
さて、健康効果が色々あるとされている緑茶ですが、その効果の中には肝臓へのいい効果もあるようです。
では緑茶のどんな成分が肝臓にどういいのでしょうか。調べてみましょう。
肝臓が悪くなるということ
肝臓が悪くなるってどういう状態を想像するでしょうか。
肝硬変とか肝臓がんとか色々考えつくと思いますが、その全ての入口とも言える状態が「脂肪肝」です。
聞いたことある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
脂肪肝とはその漢字の通り、肝臓に脂肪がついてしまった状態のことを言います。
臓器の中に脂肪がつくの!?と驚かれる方もいるかもしれませんが、つくんです。
それこそ、その様はまさにフォアグラ。
実際フォアグラはガチョウの肝臓に脂肪をたっぷりつけたものですからね。
フォアグラのように脂肪まみれなんです。考えるだけでゾッとしますよね。
脂肪肝になる原因は大きく分けて2つ。
1つはお酒の飲み過ぎ、もう1つは食べ過ぎです。
もちろん、食べ過ぎはその分きっちり運動して消費できれば回避できますが、自分の食生活と運動量を振り返ると、なかなか意識してないとバランス取れないですよね。
こういうことが積み重なって脂肪肝になります。
元々肝臓はいざという時のエネルギーを肝臓の中に溜め込んでいます。なので多少は誰でも溜め込んでいるのですが、不摂生などで増えすぎた結果が脂肪肝です。
現代では5人に1人が脂肪肝、またはその予備軍とされていますので、決して他人事ではありません。
実は肝臓はデリケート
沈黙の臓器と言われる肝臓。
その所以は、なかなか自覚症状が現れにくいことと、少しくらいのことなら自分で再生して治してしまうからです。
自分で治せるなら強い臓器なんじゃないかと思われがちなのですが、実はそうではないんです。
肝臓はとてもデリケートに出来ています。
肝臓は活性酸素に大変弱く、すぐに傷ついてしまうのです。
またストレスにも弱く、ちょっとしたことでも数値が悪化してしまうくらいなんです。
はっきり数値に出てしまうくらい簡単に傷ついてしまう肝臓。
修復能力があるからと言って過信してはいけないのです。
なぜ緑茶がいいのか
それでは、緑茶はどのように肝臓に働きかけてくれるのでしょうか。
緑茶の成分と言えば、カテキンですよね。
風邪が流行ってる時に緑茶でうがいをすると殺菌作用がある、なんて言われるカテキンです。
このカテキンが肝臓にもいい働きをしてくれるのです。
先程書いたように、肝臓は活性酸素に弱いです。
カテキンはなんとこの活性酸素を消してくれる強い抗酸化力があるんです。
実は肝臓は働けば働くほど活性酸素を生み出してしまい自分自身を傷つけているのです。
つまり活性酸素は肝臓とは切っても切れない間柄。その間に入ってカテキンは肝臓を守ってくれます。
更にカテキンには肝臓の細胞内にあるミトコンドリアを活性化させて脂肪を代謝を加速させる働きがあります。
つまり脂肪肝を解消する手助けをしてくれるのです。
カテキンによってなんと96%も活性化されるっていうんですから、その威力はすさまじいです。
また、お茶の旨味成分であるテアニンにはリラックス効果があります。
つまり、ストレスを軽減する働きがあるということです。
ストレスで傷ついてしまう肝臓ですので、ストレスを少しでも減らせるならば、それは肝臓を守ることに繋がっていきます。
どんな緑茶が効果的?
緑茶は入れ方によって効果が変わります。
熱いお湯を入れたお茶はカテキンがよく抽出されます。
40度程度のぬるめのお茶はテアニンがよく抽出されます。
つまり、状況によって使い分けることが出来ます。
お茶っ葉を急須に入れるよりも、茶葉を粉末にして溶かしたほうが、摂取量は高くなります。
急須で入れると30%くらいしかカテキンを抽出出来ないんです。
なので、粉末のものを使うか、自分でミルなどで粉末にすることをオススメします。
緑茶の種類は特にこれというものはないですので、自分の好きな味の緑茶を選んでください。
ペットボトルだと、トクホ認定されてる緑茶がやはり一番カテキンが含まれていますので、肝臓への効果を考えると、トクホの緑茶がいいかなと思います。
もちろん、他の商品にも含まれていますが、その量は半分以下ですので、せっかく飲むなら多いものがいいでしょう。
↓こちらはトクホでは無いですが カテキンたっぷりのオーガニック緑茶です♪
まとめ
日本人に愛されている緑茶にはこれだけの効果があるんですね。
健康効果があるからこそ、ずっと愛されて飲まれてきたのではないでしょうか。
どこでも手軽に手にすることも出来るますので、ぜひこの機会に緑茶生活を始めてみませんか。