肝臓の疲れ?!ミネラルが不足しているのでは?

「週末は美味しいものでも食べて、のんびり休も〜」って、のんびり休んでも疲れは取れないケースが多いのを不思議に思わない?日頃疲れていると感じることは良くあるよね。

「なんか疲れが取れないな〜」と感じている時、それは肝臓が疲れているからなんだ。

 

多忙な仕事やストレスが、アルコール、脂質、糖分等の過摂取、運動不足、そして寝不足へと連鎖しているのは現代人の代表的生活モデルだね。

最近では女性の社会進出に伴い、なんと女性の9割が疲労を実感しているという統計結果もあるぐらい生活モデルが急変してる。

「ストレス発散しよ〜」ということで、仲の良い同僚とのコミュニケーションと言いつつ、スウィーツ食べ過ぎちゃったってことはよく聞く話だけど、気にしているのはお腹周りで、肝臓を気にしている人は殆どいないのが現状だよね。

でも疲れがとれないのは肝臓の疲れが原因であることをしっかり認識するべきなんだよ。

肝臓の負担はお酒の飲み過ぎというイメージが強いかもしれないけど、ストレスや寝不足なんかが肝臓を疲れさせているなんて意識している人は殆どいないんだよね。

 

疲れは、疲労物質が体内に蓄積するのが原因で、疲労物質が溜まると疲れがたまった状態となり、除去されると疲れが取れるというメカニズムなんだ。

この疲労物質は乳酸を代表とするもので、乳酸は心臓、脳など血液が循環する器官すべてで作られ、蓄積する場所によって筋肉痛、肩こり、頭痛、怠さといった症状を発症させる。

疲れを取るためには疲労物質の除去が必要だけど、乳酸は血液中を移動し最後に肝臓でしか分解、除去できないものだ。

だから肝臓が疲れていると、休みにのんびりしたぐらいでは疲れは取れないのは当然で、肝臓の疲れを取ってやらないと疲れは取れないんだよ。

 

 

ミネラルは肝臓の疲れを取るには不可欠


まずは肝臓の働きと機能低下の原因を整理しておこう。

肝臓の役割

肝臓機能は「代謝」「解毒」「胆汁生成と分泌」の3つ。

代謝」は、摂取した栄養分をエネルギー物質に変換し、体全体に配給すると同時に、余剰なエネルギー物質を一時的に蓄え必要時に分配する役割だ。

解毒」は、細菌やアルコール、食品添加物、薬などに含まれる有害物質を無毒化して体外に排出する機能

胆汁生成と分泌」は胆汁という消化液の一種でを生成する機能で、胆汁に含まれる胆汁酸は脂質の多い食物の消化吸収をおこなうのが役目

 

肝臓に負担をかける原因

過剰な栄養摂取や高脂肪の摂取、添加物、薬物などの摂取で肝臓はその処理に追われることになる。

ちなみに便秘などは体にガスが溜まることとなり、その有毒成分を肝臓が処理しなくてはいけなくなるため肝臓の負担を増やす大きな要因の一つなんだ。

運動不足は摂取したエネルギーに余剰ができ、過剰な栄養の処理による負担がかかり、さらに末梢からの血液の戻りも悪くなるので血液が汚れ、肝臓はその処理に追われることになる。

睡眠不足も肝臓に負担をかける一因だ。

臓器を機能させる神経は自律神経である副交感神経で、ストレス下において人間は緊張状態となり交感神経を活発化するため、副交感神経の働きが悪くなり肝臓がうまく機能しない原因となり、唯一肝臓が休める時間である睡眠が不足すると回復に必要なホルモン分泌も不足し肝臓が回復できないからだ。

 

なので、過食や高脂質など消化し難いもの、添加物などの摂取は肝臓を働きづめとし、寝不足は肝臓に休む暇を与えないという、現代人の生活モデルは肝臓にとって非常に過酷な状況といえるんだ。

 

肝臓の疾患

肝臓の疲れの初期症状としては倦怠感、食欲不振、などの症状となり、疲れが溜まるとウイルスや薬、アルコールなど外部の異物に対して抵抗できなくなり、ウイルス性、アルコール性、薬剤径肝炎などを発症してしまう。

アルコールや薬物炎症などで肝臓組織は多かれ少なかれ破壊されるけど、健康な肝臓であれば自己再生し、組織が再生されるけど、炎症が繰り返され、修復がうまくいなない場合は肝硬変の発症とつながってしまう。

また、近年発症が多いのが脂肪、糖分などの過剰摂取の継続で肝臓に脂肪が蓄積する脂肪肝という非アルコール性の肝炎と言われている。

 

こういた重篤な疾病にかかる前に、普段から疲れというサインを見落とさずに対処を心がけるべきなんだけど、運動、睡眠、ストレス軽減、過剰摂取防止だけでは解決されないものが、ミネラルとビタミンの不足ということなんだ。

 

肝臓に必要とされるミネラル

人間の体は炭素、酸素、窒素、水素の元素から成り立っていて、それ以外の元素をミネラルとよび、ミネラルは体全体の役4%程度で、必要な量は少量だけど体内では作り出せないため食べ物から摂取する必要があるんだ。

ミネラルは、骨格、筋肉の運動、神経など体内の様々な構成要素に関わっており、肝臓にとっても重要で、栄養素の代謝、有害物質の解毒など肝臓が正常に機能するために欠かせないもで、傷ついた肝臓組織を自己再生する際にもタンパク質、ビタミンと並行してミネラルを必要とする。

なのでミネラル不足は肝臓にとって過酷な状況ということなんだ。

肝臓機能に重要な代表的ミネラルは、亜鉛、マグネシウム、セレン、クロムなどがあり、以下にそれぞれ整理しておこう。

 

亜鉛

亜鉛は多くの種類の酵素の構成成分となり、たんぱく質の合成、免疫機能の正常化に重要なミネラルだ。

不足すると味覚障害傷が治り難くなる。

また、アルコールを代謝する酵素成分でアルコール分解処理を助け肝臓にはとても大切なミネラルとなる。

レバー、牡蠣などに多く含まれる。

 

マグネシウム

筋肉や神経の働きに貢献したり骨の生成に必要なミネラルで不足すると筋肉が痙攣したりして心臓機能にも影響すると言われている。

お酒を多く飲むとマグネシウムは尿と一緒に排出されるのでアルコール常飲者は不足気味の傾向にあるから注意が必要だ。

大豆製品、ナッツ類、ひじきやわかめ、ほうれん草などに含まれる。

ちなみに豆腐を作る苦汁は塩化マグネシウムで豆腐に豊富に含まれるミネラル。

 

セレン

非アルコール性肝炎に効果があると言われていて、ビタミンCやビタミンEと同様に抗酸化酵素の活性化に関係している大切な抗酸化物質だ。

生活習慣病の予防に効果があると期待されており、最近の研究ではセレンによる抗がん作用で、肝臓がんのリスクを下げたり、動脈硬化を抑制する作用もあることがわかってきている

魚介類、穀物などに多く含まれ、昔の日本人の食生活では不足するということが殆どないのだが、近年では、食文化も変化しているため注意が必要なミネラルの一つ。

 

クロム

代謝に関与するミネラルでインスリンの働きを高め、糖尿病を予防する効果がある。

脂質、糖、たんぱく質の代謝に関係し、機能低下した代謝を正常に戻す働きもあるとされる。

クロムはインスリンの抵抗性を改善して非アルコール性脂肪肝炎の防止、進行の抑制に効果があるという研究も進められている

玄米、海藻類ナッツ、ココアに多くふくまれ、セレンと同様に昔の日本人の食生活では不足することはなかった。

 

これらは肝臓に重要とされる代表的なミネラルだが、これらミネラルを多く含む食材を摂取することで、肝臓再生に必要なたんぱく質であったり、肝臓の中性脂肪を減らすタウリン、コレステロールをへらすオメガ3など多様な有効成分や必要なビタミンを同時に摂取できるから、サプリメントによるミネラル単体の摂取より肝臓回復の効果がより期待できるので、極力食材からの摂取が望ましい

 

 

ミネラルともう一つのポイントが肝臓を元気にする

でも、ここでもう一つキーとなるポイントがあるんだ。

ミネラル、ビタミン、栄養素の摂取は体内で消化され、代謝されることで初めて効果があるのだけど、それには「酵素」の働きが不可欠なんだ。

 

酵素は体内のみで限られた量しか作られず、消化や代謝に使用できる量は日に限られていて、外部から摂取して増やすということができないんだ。

ミネラル、ビタミンなどはあくまで酵素の働きを補佐する補酵素と呼ばれるもので、せっかく摂取しても酵素が不足していると無意味なものとなってしまう。

例えば、食べ過ぎるとその消化だけに酵素が消費され、代謝に必要な酵素が無くなってしまいうと、せっかくのミネラルが役に立たないということだ。

 

じゃあどうするの?と思うかもしれないけど、大丈夫。ちゃんと方策はある。

消化に消費される酵素の消費を軽減させてやれる「食物酵素」というものがあり、それは食べ物で摂取できるんだ。

「酵素」の話をすると長くなるので別の機会に説明はするとして、必要なミネラルを含む食べ物の摂取を心がけると同時に、「食物酵素」を含む食べ物にも気を使うことが非常に大切だということを知っていて欲しい。

よくサプリメントを飲んでも効果が実感できな場合は、肝心の「酵素」が不足している可能性が高い。だから、ミネラルと同時に生野菜、発酵食品などの「食物酵素」が含まれる食品の摂取もミネラルと同様にお忘れなく。

 

 

現代の食生活はひと昔のものと違っていて、普段気にしなくても摂取できていたビタミン、ミネラルが不足気味だ。

またカップラーメンとかスナックとか肝臓に負担をかける食べ物を多く摂取する機会が随分増えている。

また、仕事の環境も変わり、ストレスや睡眠不足といった生活が長期にわたり継続する傾向にあり益々肝臓にとっては過酷な環境となってしまった。

疲れが取れないと感じたら、これまで書いた内容を一度見直すことが必要だね。

 

 

まとめ

疲れがとれない時は肝臓が疲れている

ミネラルは肝臓の疲れを取るには不可欠な要素で出来るだけサプリメントではなく食材から摂取するのが望ましい。

・酵素不足ではミネラル摂取しても無駄。ミネラルと同時に発酵食品など「食物酵素」が含まれる食品を摂取するのをお忘れなく。

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