我が家ではよくブロッコリーが食卓に並びます。
これは超偏食だった私が食べられる数少ない野菜だったからで、その名残が今も続いています。
またブロッコリーは一年を通して大体同じ価格で売られているのも、よく食卓に並ぶ理由です
。見た目も鮮やかな緑なので、彩りとして使われることもありますよね。
味もそんなにしないので、他の食材のじゃまにならず使われることも多い野菜だと思います。
しかし、ブロッコリーは彩り要因だけではありません。
基本的な栄養素はもちろん、それ以外にもたくさんの効果があることがわかりました。
その1つが肝臓への効果。一体どんな効果があるのでしょうか。
基礎知識・ブロッコリーの栄養素
まずはブロッコリーの栄養素にはどんなものがあるのかを見ていきたいと思います。
含まれているのは、炭水化物、たんぱく質、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、βカロテン、葉酸、カルシウム、鉄分、マンガン、食物繊維。
バランス良くたくさんの栄養が含まれているのがわかります。
ビタミンは種類も豊富ですね。
これだけで健康にいいのは一目瞭然です。
特にビタミンC・ビタミンE、ビタミンKは丸々1個食べるとそれだけで1日分の摂取量の目安をクリア出来てしまうほど豊富に含まれているんです。
これだけで、今日早速ブロッコリー食べようと思った方も多いのではないでしょうか。
更にブロッコリーはアミノ酸もたくさん含まれているんです。
イソロイシン、ロイシン、リシン、トレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン、アルギニン、アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、プロリン、セリン、名前をなんとなく聞いたことがあるのからさっぱりなものまでずらりと並べてみました。
ブロッコリーが優秀な食品だというのはご理解いただけたと思います。
では、肝臓にいいのは一体何なのでしょうか?
その正体は「スルフォラファン」
また聞いたことのない名前のものが出てきました。スルフォラファン。
スルフォラファンはファイトケミカル(植物に含まれる天然の化学成分のこと)の一種です。
1990年代にアメリカのポール・タラレー博士がスルフォラファンに腫瘍を抑制する働きを発見し、スルフォラファンを高濃度で含むブロッコリースプラウトを開発したところから一大ブームとなり、それからスルフォラファンの研究が進み、様々な病気の予効果があることがわかってきました。
つまりこのスルフォラファンのことがわかったのはそんなに昔のことじゃないんですね。
まだこれから更に見つかる可能性もあるのかもしれません。
ではスルフォラファンはどんな働きをしてくれるのでしょうか。
スルフォラファンに関しては、東海大学とカゴメが共同で実験を行っていて、その結果、スルフォラファン続けて摂取することによって、肝臓の機能が改善されることを、人を対象とした試験で確認することが出来たそうです。これは研究結果としては世界で初めてのことだそうです。
スルフォラファンにはまず解毒効果があるとされています。
肝臓の機能の1つに解毒がありますが、この解毒作用を手助けしてくれるんです。
お酒の飲み過ぎや食べ過ぎで肝臓が酷使されると解毒がスムーズに行われず、二日酔いなどの体調不良に発展します。そんな時にスルフォラファンが解毒をスムーズに行うように補佐してくれるのです。
次に抗酸化力。
肝臓は活動すればするほど活性酸素を排出します。この活性酸素は細胞を傷つけて壊してしまうんです。
つまり働けば働くほど自分自身を壊してしまうのです。
そんな活性酸素を退治してくれるのが抗酸化力の強いスルフォラファン。
これによって肝臓のそのものを守ることが出来るのです。
効果的に食べる
せっかく食べるなら効果的にスルフォラファンを摂取したいですよね。
実はこのスルフォラファンは普通に売っているブロッコリーよりも、ブロッコリーの新芽のスプラウトの状態のほうが多く含まれているとされています。
最近スーパーでも見るようになりましたよね。
普通のブロッコリーにも含まれていないわけではないですが、もしスルフォラファンをしっかりと摂取したいのであればスプラウトがオススメです。
また、食べる時は加熱せずに生で食べる方がより良く摂取することが出来ます。
もちろん熱を加えても0になってしまうわけではないので、生は苦手という人は加熱しても大丈夫です。
食べると効果は3日くらい続くそうなので、毎日は食べられないという人は3日に1度を目安に食べてみてください。
スルフォラファンはサプリで摂るよりも、野菜そのものを食べて摂取したほうが効果が高いとされています。
野菜嫌いでなければ、ぜひとも野菜で食べて摂取してください。
まとめ
普通のブロッコリーでもなくはないけれど、本当に肝臓のためにスルフォラファンを摂りたいと思ったらスプラウトがいいんですね。
お店のサラダに乗っかってるのでしか食べたことなかったので、ちょっと家でも試してみたいと思います。
その他の色々な栄養素もあるので、もちろんそのまま普段のブロッコリーも継続して食べたいと思います。
肝臓のためにブロッコリースプラウトを食卓に加えてみませんか。