昔はやりましたよね、りんごダイエット。
元々体にいいことはよく取り上げられていましたし、スーパーなどで手軽に手に入れられることがブームの大きな要因だったんじゃないかなと思います。
私にはとてもじゃないけどそれだけ生活は耐えられないのでやりませんでした。
さて、そんな健康にいいとされるりんごですが、実際にどんな働きをしているのかはその実あまり詳しくは知られていないと思います。
なんとなく体にいいことは知っているのに、詳細はイマイチ。
その中でも肝臓について詳しく見ていきたいと思います。
りんごに含まれる成分
まず、りんごにはどんな成分が含まれているのでしょうか。
りんごは約85%が水分です。
確かに絞ってジュースになっちゃうくらいですから、それは納得ですね。で、残りの約15%に色々と含まれています。
含まれているのは、炭水化物・食物繊維・タンパク質・灰分・脂質・カリウム・リン・ビタミンC・カルシウム・マグネシウム・カロチン、とまぁ、盛りだくさん。
更にその中にエピカテキン・ケルセチン・ソルビトール・フラボノイド・ペクチン・ポリフェノールなどなど、たくさんの体に良いものが含まれているんです。
聞いたことあるのからないのまで色々です。
確かにこれだけの種類の成分が含まれているなら、肝臓に良いものが含まれているのも納得です。
そんな体にいい成分がたっぷり含まれていることから、りんご1個食べると医者はいらない、なんて昔から言われているそうです。
りんごの何か肝臓にいいの?
そうなると気になるのはたくさんある成分の中で、一体何が肝臓に良いのかでしょう。
ずばり、肝臓に良い成分は「ペクチン」です。
ペクチンは食物繊維です。
名前は聞いたことある方も多いのではないでしょうか。
このペクチンが肝臓に良い働きをしてくれるのです。
どんな働きをするかというと、ペクチンは血液中の毒素やコレステロールを取り除く働きをしてくれます。
それがどうして肝臓に良いのかというと、まず前提として、肝臓は解毒の働きを体内で担っています。
つまり、毒素はもれなく肝臓に運ばれて解毒されます。
その毒素の量が多ければ多いほど肝臓はフル稼働で働きます。
当然、働き続ければ疲れてしまいます。また、肝臓は働けば働くほど活性酸素を発生させてしまい、あろうことか活性酸素で自分自身の細胞を傷つけてしまうのです。
ペクチンは肝臓に行く前に毒素を取り除いてくれます。
肝臓が解毒する量を減らしてくれるのです。こうして肝臓の負担を減らすことで、肝臓を守ってくれるのです。
直接的な働きではないのですが、陰ながら肝臓を助けてくれるのがペクチンなんです。
りんごの選び方
これだけ体にいいりんごなら、その中でも効果の高いいいりんごを選びたいですよね。
まず、何りんごが良いかということですが、これは、特に関係ありません。
赤いりんごも青りんごも品種も味が違うだけで成分的な面で見れば大差はありません。
自分の好きな種類のりんごを選んでください。
全体的に着色しているのが美味しいりんごの特徴です。
食べる場所によって味が違わない形のきれいなものがいいです。
持ってみると物によって重さも違います。
重いほうがぎっしり詰まってますので、ぜひ比べて詰まってるものを選んでください。
気をつけなくちゃいけないのは農薬です。りんごは大量の農薬を使うことが多いそうです。
もちろん農薬は毒ですから、逆に解毒する肝臓の負担を増やしてしまいます。
可能であれば無農薬のものを選ぶといいと思います。
目安は1日1個です。
そんなに毎日食べられない!という人は、砂糖などの入っていないりんごジュースなんかも活用してみてください。
まとめ
りんご1つで健康になれるなら手軽ですよね。
値段もそんなに高くありませんし、今は年中手に入れることができます。
りんごは肝臓に良いのはもちろん、癌にも効果があるとされていますし、美容の面から見ても優れた食品です。
まさにりんご1個食べれば医者いらず。万能な食べ物と言えるでしょう。
ただ、蜜のたっぷりはいった甘いりんごは糖分高いですので食べ過ぎには注意が必要です。
何事もほどほどが大切。
あなたの食卓に1個のりんごを加えてみませんか。