アルブミンって聞いたことあります?
肝臓に気を付けている方は馴染みのある言葉でしょうけど、そうでない人にとっては「?」でしょうね。
アルブミンってあとで説明しますが、肝臓で作られるタンパク質のことなんですけどこの値ってのがあって、この値が低いとやべーマジやべー状態になります。
そのマジやべー状態ってどういう状態なのか?
今回はアルブミンとはからアルブミンを基準値まで戻す方法までご紹介いたします!
アルブミンとは
まずはアルブミンとはなんぞやからいきましょう。
アルブミンとは先ほど話したように肝臓で作られるたんぱく質のことです。
血清中のタンパク質はアルブミンとグロブリンの2種類にわかれます。
血清中ってなにという声が聞こえてきましたのでこれも説明します。
血清というのは血液が凝固して上澄みにできる淡黄色の液体成分のことです。
わかりやすく言うと血液を試験管に入れて数時間放置すると沈殿するものと液体に分かれます。
その液体のことを血清といいます。
本題に戻します。
アルブミンは主に肝臓で作られるタンパク質のことですがグロブリンは肝臓以外の骨髄などでも作られます。
このアルブミンですが肝臓で多く作られるのでこの数値が低いとダイレクトに肝臓に何らかの異常が起きているか、アルブミンが腎臓や腸管から漏れ出しているを示しているということになります。
肝臓とアルブミンの関係
まずアルブミンの値の正常値を知らないと低いかどうかがわからないと思うので、そのアルブミンの値から説明します。
アルブミンの値は、血中濃度 g/dl (グラム・パー・デシリットル)という単位で計測され簡単にいうと正常値が4.0以上になります。
正確には3.7~4.9 g/dl が正常範囲になります。
3.7 以下の数値がでたらその時点でやべー状態ですが、この数値が3.5以下だと栄養障害か何らかの病気である可能性があります。
ただあくまで数値ですのでこの数値だからといって早合点せずにやべー数値がでたら、さらに精密な検査を素直に受けましょう。
さぁ本題である肝臓とアルブミンの関係ですが、まず肝臓は体内で必要なタンパク質を大量に作ってます。
それ以外でもタンパク質は作られているのですが血清中のタンパク質のうち、アルブミンは50%を占めてます。
半分です、半分。
アルブミンってどこで作られてるって言いましたっけ?
そうです、肝臓です。なのでアルブミンの数値を見ると肝臓の良しあしがすぐわかるというのはこういう関係があるからなんですね。
アルブミンの正常範囲は先ほど言ったように3.7~4.9 g/dlなのですが、増加することはほぼなくて、栄養失調や肝機能の低下による減少がよくみられます。
3.2 g/dl 以下になった場合は重症、2.5 g/dl 以下だと合併症が疑われます。
重症の肝障害やネフローゼ症候群、あわせて火傷や炎症による疾患がさらに疑われますね。
グロブリンの数値も関連してきますが、今回、ハイライトしているのがアルブミンですのでグロブリンについては割愛します。ぶっちゃけ、わけわからなくなるので(笑)。
アルブミンが基準値より低くなる原因とは
アルブミンが低い原因は以下の3つが挙げられます。
・腎機能の低下
・肝機能の低下
・タンパク質不足
まず腎機能の低下ですが、腎臓の役割としていらなくなった老廃物を尿として体外へ排出する役割があります。
腎機能が低下すると老廃物と一緒に人体に必要な栄養素まで体外へ排出してしまうので排出される栄養素にアルブミンもありますから体外へ排出される分が単純にあらわれるということですね。
次に肝機能の低下ですが、アルブミンは肝臓で作られるというのは前述したとおりですが、タンパク質の摂取する量が足りていても肝心の肝臓がうまく働かなければアルブミンが十分に作れない分が数値に出ます。これが一番わかりやすいですね。
最後にタンパク質不足ですが、まぁ普段から肉や卵、魚、乳製品を食べずに外食が多いといった不規則な生活をしていると栄養が偏って1日に必要なタンパク質が不足します。
食事で摂取するタンパク質でもアルブミンは生成されますから1日に必要なタンパク質の摂取量が少ないとそれも数値にあらわれます。
アルブミンが基準値より低いとどうなる?
アルブミンの働きは体内全体へ栄養を運搬する働きがあるので栄養が足りているかどうかの判断基準になります。
ようするにアルブミンの値が低いと栄養失調であるということです。
えっ今どきって思った人が一番あぶないのではと思ってしまうあたり、わたしも性格が悪いのですが、栄養が足りていると自分で思っても前述したように肝機能、腎機能が低下している状態だった場合、体内に残らないので栄養が足りていると思っている人も検査で正しい数値(現実)をしり、正しい対処をしましょうね。
さて本題に戻りますが、アルブミンが低いと具体的にどのような状態になるかというと軽度のむくみや血圧低下、重篤なもので脳梗塞や心筋梗塞が挙げられます。
あわせて蛋白血症や浮腫、肺水腫、肝硬変といった肝臓・腎臓の病気も挙げられますね。
さらに病気というよりかは脳の障害に該当しますが、一部で認知する機能が低下する認知症のリスクが高くなるという見解もあります。
アルブミンを基準値まで戻すにはどうしたらよい?
食べろ。以上(おいっ雑、雑。雑になってる)
だって食べるしかねーんだもんって適当ぶっこいてもまた怒られますから説明しますね。
アルブミン低下は簡単に言うと栄養失調の状態であることは説明しましたね。
栄養失調ということは栄養を摂取すればいいわけですから食べればいいんです。
アルブミンは肝臓で作られるタンパク質ですからタンパク質を摂取することでアルブミンの値を増やすことができるということですね。
ただなんでも食べるだけでいいのかというとそうではないので(そこ、そこを説明しろと言っている)何を食べたらよいのかが重要になります。
動物性タンパク質を含んだ食品である大豆・大豆製品・肉・卵・魚・乳製品が良いですね。
特に肉です、肉。肉がいいです。
肉といっても脂肪分が多い肉ではなくて脂肪分が少ない赤身がいいですね。
レバーもいいですね。
レバーは肝臓によいですからあわせて摂取することをお勧めします。
まぁかといって肉ばっかり食えとは言ってませんので気を付けてくださいね。
基本は規則正しい生活と腹八分目です。
食べすぎはまた別の病気が発症する原因にもなるので暴飲暴食はやめましょう。
まとめ
結局、暴飲暴食、肉を比較的中心にバランスのよい食事を心がけることでアルブミンの値が正常範囲になるということがわかりましたが、これトレーニングと一緒ですね。
筋肉を作るのにタンパク質が必要なわけですが(ほかの栄養素も必要ですがね)、摂取しすぎてもよくないし、何より不規則な生活をしていてトレーニングしてもよい筋肉は作られないのでこれを機に筋トレにいそしむのもいいかもしれません。
体も締まるし、健康にもなるし一石二鳥どころか三鳥、四鳥にもなりますしね。
今回はここまで。それではまた~。